人麻呂生誕地「葛城市新庄」  その10

 葛城市歴史博物館(TEL 0745-64-1414

 「袖の松」からまた西へ戻り、国道24号線と近鉄御所線の踏切を渡って、直ぐに右(北)へ折れると、「鏡池」の裏側に出て、広場の北端に「葛城市歴史博物館」があります。開館は9:00〜17:00(但し、入館は16:30まで)、観覧料200円。20名以上の団体様は、観覧料が2割引で、休館日は、毎週月曜日と第2・4週の火曜日、祝日の翌日(土・日曜日の場合を除く)、年末年始の12月28日〜1月4日です。館内に入ると、右奥に「島ノ山1号墳」から出土した実物大の組合せ式「家形石棺」が置かれ、また、館内に民俗資料も展示され、葛城市の歴史を知る事が出来、2階は多目的の「あかねホール」です。

 北花内大塚古墳(飯豊天皇陵)

 「歴史民俗資料館」から「近鉄御所線」沿いに北へ行くと、新庄町北花内に「北花内大塚古墳」があり、全長約90mの前方後円墳で、前方部を南西に向け、周濠を巡らして、見事に整備され、宮内庁が管理し、「飯豊(いいとよ)天皇埴口(はにぐち)陵」に治定されて、周辺遺物から6世紀前半の築造と推定され、また、飯豊天皇は、先の「角刺神社」に祀られている飯豊青皇女で、別名忍海郎女(おしみノいらつめ)とも云い、第23代顕宗(けんぞう、弘計)、第24代仁賢(にんけん、億計)両天皇の伯母ですが、「扶桑略記(ふそうりゃっき)」では、神功皇后が第15代天皇で、また、第24代に飯豊天皇も載っています。




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