水と緑の「上北山村」  その2
 上北山村河合の「西山観音」

 更に「北山川」沿いに国道169号線を南へ行き、バス停「上北山中学校」を過ぎて直ぐ、右へ曲がって「小谷川」沿いに西へ行くと、「西山観音」が祀られています。なお、「西山」は、上北山村の中心地で、北山村河合地区の発祥地でもあり、寺院の過去帳等によると、村に人が住み始めたのは、今から800年程前で、1185年(文治元年)壇ノ浦で敗れた平家の末族、武蔵国の住人だった平家長が、一族郎党と供にここへ落ち延びて村の始祖となり、開拓をして集落を形成しました。その時、家長の念持仏であった「如意輪観音像」を奉し、ここを観音の霊地とされてから代々村人の信仰を集め、それが今の「西山観音」です。
 上北山温泉(薬師湯 TEL 07468-3-0308)

 また、国道169号線(東熊野街道)に戻って、更に南へ向うと、上北山村の中心・河合に道の駅「吉野路上北山」総合案内センターがあり、北山川を挟んで対岸に上北山温泉「薬師湯」があります。毎分350リットルの豊富な湧出量と泉質の良さを誇り、奈良県下でも泉質の良さはトップクラスで、休日ともなれば登山客や、南紀からの帰りに立ち寄った家族連れで賑わい、入浴は、13:00〜21:00(土日祝は、11:00〜、冬期は時間変更あり)、第1・3火曜が定休日で、無色透明の炭酸水素塩泉は、疲労回復、神経痛、関節痛、慢性皮膚病、痔疾、冷え症、打身、切り傷やけど、慢性消化器系などに効能があります。
注:上北山温泉(薬師湯)の写真の上にマウスを乗せると、露天風呂の写真が現れます。
但しJavascriptがオフの場合は表示しません。


奈良観光表紙に戻る  「上北山村」周辺図を開く  前のページに戻る   次のページに進む