水と緑の「上北山村」  その3
 ホテル「かみきた(TEL 07468-3-0001)」

 大自然に囲まれた上北山村の中心にある「ふれあいの郷ホテルかみきた」は、大台ヶ原・八経ヶ岳などの登山口にもほど近いリゾートホテルで、10畳の和室12室、和室の特別室1室、トリプル可のツインの洋室1室、シングルの洋室2室、73名宿泊可能です。北山川を見下ろす大浴場は、隣の天然温泉(薬師湯)を源泉とし、「高野槙」と「磨き石」の風呂が朝夕男女入れ替えで、他にサウナ、ジェット、気泡、露天風呂もあり、料理は、冬季がぼたん鍋、きじ鍋、もみじ鍋、かも鍋などの山の幸。夏季が鮎、アマゴの川の幸で、ここから熊野灘まで車で約1時間なので、鯛・鮪・ハマチ・帆立・イカ等の豪華な海の幸もあります。
 上北山村河合地区の「薬師堂」

 また、「北山川」を渡って、国道169号線を横切り、「上北山小学校」の方へ向うと、小高い丘の上に「薬師堂」があります。ここからは河合地区を始め、上北山村の景観と自然を感じることが出来き、なお、「薬師堂」は、1185年(文治元年)源平合戦で、壇ノ浦で敗れた平氏一門の末裔がこの地に住み着いて創建し、平家伝来の「薬師如来」が祀られ、毎年1月8日「薬師堂」で「八日薬師」の会式があり、その後「景徳寺」の裏庭において、平家一門の再興を願った事に由来する「弓矢祭」が古式ゆかしく執り行われ、青年の中から選ばれた4名の弓手らは、1月2日から練習を始められ、極めて厳しい一週間を過ごします。
 吉野神宮境外摂社「北山宮」

 バス停「河合」で国道169号線から分かれて、左(東)へ折れ、北山川を渡って小橡(ことち)川沿いに県道大台河合線を北へ、バス停「北山小原」から右の林道風折線を入ると、北山宮(きたやまノみや)があります。祭神は、南朝の後亀山天皇玄孫・北山宮(自天王)で、宮は神器をもって上北山村小橡の「瀧川寺」に潜匿(せんとく)していたが、1457年(長禄元年)12月2日赤松の残党の襲撃で討死し、神器と御首を奪い返した村人が遺体を「瀧川寺」に手厚く埋葬し、御霊を「北山宮」に祀りました。本殿は、三間社流造、銅板葺、正面に向唐門を開き、宝庫は校倉造。11月15日御供台が出て、神楽が舞われます。
注:薬師堂の写真の上にマウスを乗せると、弓矢祭の写真が現れます。
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