霊山寺ばら園


 昭和32年5月開園された「霊山寺ばら園」は、面積4000平米(1200坪)の近代的洋風庭園で、150種2000株のバラが咲き誇り、その鮮やかな色彩と強い香気は目も覚めるばかりで見る人をして美の世界へと誘います。
  なおまた、庭園の構成は、機能的に配慮された回遊路、視覚への遠近感の強調、構造物の色彩調節等、近代造園技術を駆使し、モダンな形と色のハーモニーを作り出し、庭園を三分して入口の方は、右上写真の様に母子像や兄妹のオブジェが置かれて子供の世界を象微し、石段を登りアーチをくぐると成人の世界が展開し、左下写真の様にバラの女神を中心に水をたたえた池に13段の噴水が流れ、更に奥は老人の世界で、過ぎ来し人生を顧みるバラの館があって、人生輪廻をテーマとした庭園は、人々の感覚を楽しませ、心に安らぎを与えて呉れます。


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