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水平社博物館(TEL 0745-62-5588)
バス停「茅原」から東へ向い、満願寺川沿いに更に東へ行くと、「水平社博物館」へ至ります。平和と人権の確立を目指す全国水平社は、「人の世に熱あれ、人間に光あれ」をスローガンに大正10年秋、「西光寺」の門前に建つ駒井喜作宅に「水平社創立事務所」の看板を掲げ、それら部落解放運動の原点にもなった五万点余りの豊富な資料を収集する「水平社博物館」は、平成10年5月に建てられ、開館は10:00〜17:00。休館は毎週月曜と毎月第4金曜(但し、祝休日の時は開館、翌日が休館)と年末年始。入館料大人500円、障害者の方は無料。なお、当館はJR和歌山線掖上(わきがみ)駅から北へ約1キロです。 |
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浄土真宗ホウ間山「西光寺」
「水平社博物館」の前、満願寺川の対岸に「西光寺(さいこうじ)」があります。ここで水平社創立者の1人、西光万吉(清原一隆)が明治28年に生まれ、彼は掖上尋常小学校、御所高等小学校を卒業し、明治42年旧制畝傍中学校に入学すると、級友から差別を受けて、明治44年4月京都の平安中学校に転校するが、ここでも差別に会い、大正2年春上京して日本美術院に入り、二科展に入選したが、又も差別を受け、失意の果て郷里に戻り、親友の坂本清一郎、駒井喜作らと共に生活改善に取り組み、大正10年夏に早稲田大学教授佐野学の論文に刺激され、大正11年3月3日京都市岡崎公会堂で水平社創立大会を開きました。 |
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「神武(じんむ)天皇神社」の本殿
「水平社博物館」の東隣に「神武天皇神社」が鎮座しています。本殿は、流れ造、四尺に三尺、天保四年(1833年)正遷宮の棟札あり。祭神が神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこノみこと、神武天皇)で、ここが神武天皇の即位の所と云われ、1736年(享保21年)の大和誌に「橿原神宮柏原村に在り」と記され、本居宣長も1772年(明和9年)大和を旅した時の「管笠日記」に、畝傍山の近くに橿原と云う地名は無く、一里あまり西南にあることを里人から聞いたと記し、また、里の北西に標高143mの「本馬山」があり、初代の神武天皇が掖上(わきがみ)の「ホウ間ノ丘」に登り国見をしたと云われています。 |