「香芝市」から 「王寺町」辺り  その1

 香芝市真美ケ丘「かつらぎの道」

 近鉄大阪線「五位堂駅」からバス通りの「真美ケ丘幹線」を北へ300m行って、右へ曲がると「自転車歩行者専用道路」です。左に「五位堂駅北自転車駐車場」を見て、「国道165号大阪柏原線」をまたぐと「かつらぎの道」で、左に「香芝東中学校」、「中和幹線」と交叉して、右に「真美ケ丘東小学校」、更に「かつらぎの道」を北へ進むと、「香芝市真美ケ丘」から「広陵町馬見、竹取公園」の方へ至ります。所で写真の左に見える「香芝東中学校の校庭」は、よその校庭と異なり、大雨が降ると水溜まりで、校庭の縁に高さ10cm程のコンクリートが巡らされています。これは、大和川流域総合治水対策の一環として大雨の時、雨水を一時校庭に貯留し流出を抑制する為です。
 別所城山1・2号墳

 「かつらぎの道」を進まず、途中から右へ逸れて、東へ向かい、「広谷・秋廻り線」の大きな道へ出て、また右へ曲がり南へ向かうと、「ハス池」と道を夾んで東側に「城山児童公園」があります。この公園には古墳が2基あって、北側の1号墳は、全長約44m、前方部幅約18m、後円部径約40mの帆立貝式古墳で、5世紀前半頃の築造と考えられ、南側の2号墳は東西約19m、南北21mの円墳で、長さ4.6m、幅65cmの割竹形木棺を安置していた粘土槨(ねんどかく)の中から挂甲、鉄剣、鉄刀、鉄槍、筒形銅器等の武具・武器類が出土し、築造時期は、4世紀末頃と推定されていますが、香芝市内で最古の古墳です。
 「十二社神社」の「鋳鉄鳥居」

 「城山児童公園」から南へ行き、国道165号へ突き当たったら右へ曲がって、次の細い道を左(南)へ入り、近鉄大阪線の踏切を渡って、更に南へ向かい、「葛下川」へ突き当たったら右へ曲がって、そのまま真っ直ぐ西へ向かうと、「五位堂」の集落に「鋳鉄の鳥居」が建った「十二社神社」があります。五位堂では、江戸時代鋳物産業が栄え、奈良県を代表する近世鋳物師が活躍し、鳥居に天保十年(1839年)の銘がありますが、今の鳥居は、昭和になって旧鳥居から型取りし、随時補修されています。また、本殿の横に4基の「鋳物燈籠」が保管され、それら2基づつに、文政二年(1819年)と天保十年の銘があります。




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