山の辺の道  その22

 「龍王山」からの展望

 奈良盆地の東に聳える「龍王山」は、大和青垣国定公園の中でも一番高く、フィールドアスレチック 風の見晴台から、写真の様に西南には、金剛葛城の連山を望み、右端には二上山も見えています。また、国 中に大和三山の畝傍山、耳成山、天の香具山も左に見え、飛鳥の遙か遠方には吉野の山々さえ遠望され、目 を真下の「山の辺の道」に向けると、水を貯えた濠の中に崇神天皇陵、左に景行天皇陵、そのまた左にこん もりと、卑弥呼の墓と云われている箸墓古墳等もはっきりと見えています。また、写真には余りにも奈良盆 地がワイドなので写っていませんが、西北に生駒山地から矢田丘陵が望まれ、真向かい遠く信貴山も見えま す。
 国道25号線沿いの「天理ダム」

 「龍王山」へ登るには「長岳寺」の北側からの山道と、「山の辺の道」をもう少し南へ行き崇神天皇陵と櫛山古墳の間を過ぎた所から小川に沿って龍王山古墳群の中を登る道、そして「山の辺の道」散策図に示す様に「天理ダム」から登る道等が有ります。よって、逆に「龍王山」から標高差約300mほど下りた所は写真の様な「天理ダム」で、始めちょっと急な山道を過ぎると後は緩やかな下り坂が続き、ダムの所には、JRまたは近鉄の天理駅へ行くバスの停留所が在り、また、バス停「天理ダム」の少し手前には「天理ダム風致公園」が在り、公園の入り口と反対から「竹之内峠」を越して竹之内環濠集落へ下りる事も出来ます。




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