奈良公園 (管理事務所TEL 0742−22−0375)    その1
1.沿革
 奈良県立都市公園奈良公園は、明治13年2月14日(土)大政官布達によって認可され、開設の当初は、猿沢池を含む旧興福寺境内と春日野などに限定されていましたが、明治20年11月4日(金)それまで大阪府に合併されていた奈良県の再設置による独立が認められ、民有地の買収によって公園の区域が拡大し、公園内に桜や紅葉の植林が積極的に行われ、大正13年に史蹟名勝天然記念物保存法で内務大臣により「名勝奈良公園」の指定を受けました。その記念碑は、登大路から東大寺の参道を南大門へ入って行く交差点四つ角の北東角に高さ2m、30cm×30cmの石碑として、交差点の中央を向き(南西向き)で今も建っています。なお、現在の奈良公園は、東西約4km、南北約2km内に、猿沢池を含む興福寺、若草山を含む東大寺、飛火野を含む春日大社などが点在し、国の天然記念物で、春日大社の神鹿1200頭が群れ遊ぶ「名勝奈良公園」の総面積は660ha有り、我が国では最大級の公園です。また、若草山、御蓋山の奥に広がる国の特別天然記念物「春日山原始林」 は、古来より神います山”春日神山”として平安時代に狩猟伐採禁止令が出され、そこには、猪や、ムササビなども住んでいます。蝶々としては一番最初に天然記念物に指定された「ルーミスシジミ」がかっては生息していましたが、今は絶滅した様です。

2.みどころ

奈良公園案内図

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 最寄り駅

 JR又は近鉄の奈良駅から外回りの循環バスに乗車して(200円)、バス停「国立博物館」で下車。なお、近鉄奈良駅からは「春日大社一の鳥居」まで徒歩15分です。





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