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金剛峯寺(TEL 0736-56-2328)
バス停「小田原通」から西へ300m行くと、バス停「金剛峯寺前」、高野山真言宗総本山「金剛峯寺」の表門です。門内右脇に福島正則建立、県文化で袴腰付入母屋造の「六時鐘楼」があり、正面に1863年(文久3年)造営桧皮葺書院造の「主殿」と「大玄関」「台所」が建ち、豊臣秀吉が建てた学侶方の青巌寺と行人方の興山寺があった所に高野山の本坊として建てられ、本尊「大日如来」「弘法大師像」「薬師如来」で、全国の高野山真言宗3600寺を宗教行政上管理する管長座主の住坊で、歴史に名を残す絵師の筆による豪華な襖絵や、秀次切腹の「柳の間」があり、後庭に二世座主真然を祀る真然堂と護摩堂もあります。
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蟠龍庭(ばんりゅうてい)
近年「金剛峯寺」の東に接して事務所が改築され、また、西に「奥殿」が造築されて、「奧殿」を中心に500余坪に及ぶ我が国最大の石庭「蟠龍庭」があります。勅使(ちょくし)門から観ると、左側に雄龍、右側に雌龍を配した金胎不二を表しています。なお、全面に京の白川砂を敷き詰めて、青海波大雲海となる様に画かれ、組まれている名石は、弘法大師空海が、誕生された地、また、若き日に練行された聖地四国の霊石を取り寄せています。「蟠龍庭」を観て、裏に廻ると、和歌山県指定「真然大徳廟」があります。真然僧正は、讃岐国の佐伯氏に生まれ、弘法大師の甥で、高野山第二世として、大師の理想を受け継ぎました。 |
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金堂(TEL 0736-56-3215)
「金剛峯寺」の南西にあって、バス停「金堂前」から数個の礎石が残る「中門跡」を上がった正面が一山の総本堂の「金堂」です。壇上伽藍のほぼ中央に位置し、819年(弘仁10年)空海の創建、高野山で最初に建てられ、その後は焼失・再建を度々繰り返し、1843年(天保14年)以降再建されず、昭和7年7度目の再建で、本尊「阿閃如来」を安置し、また、向かって右側に「納経所」と「大塔の鐘」があり、大伽藍の北東に「大塔」、北西に「御影堂」、他に国宝の「不動堂」、「東塔」、「西塔」、「六角経蔵」等が建ち並び、高野山年中行事の大半がここで行われ、正月元旦朝と黄昏の例時に正月朔日例時があります。
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