石仏の里「当尾(とうの)」  その11

 蒸気機関車C57型56号機

 また、JR関西線「加茂駅」まで戻り、線路沿いに西へ向うと、踏切を過ぎて「加茂小学校」の校庭の北側に昭和47年6月15日に保存された「蒸気機関車C57型56号」が冊の中に展示されています。同SL(蒸気機関車)は昭和12年製造で、動輪が3軸のC57は200両造られ、そのスタイルがよく、上品な女の人の様な感じがするので「貴婦人」と呼ばれ、かっては日本全国あちこちで走っている勇姿を見せ、スピードも早かったから関西本線では急行列車を引っ張っていましたが、SLによる旅客列車の牽引は昭和50年12月14日室蘭本線を最後に引退し、今はC57型1号が復活して、JR山口線を走っています。
 旧関西鉄道奈良乗入線(大仏線)の跡

 なお、JR関西線を西へ向うと、不動山のトンネル(第二鹿背山トンネル)の北側に現在は使用されていないトンネルがあり、第四高田踏切の辺りから関西線と分れて南に延びている鉄道の線路の跡があります。明治31年4月〜明治40年8月まで「加茂駅」から奈良市法蓮町の「大仏駅」までSLが走っていた関西鉄道の跡で、「加茂駅」から現在の関西線を通り、途中で分れて南へ曲り、「美加の原カンツリークラブ」の前を通って南下し、更に「特別養護老人ホー厶木津芳梅園」を左に見て、木津南ニュータウンに出て府道44号奈良加茂線を通り、バス停「梅谷口」から奈良市に入って、 ドリームランドの前を走っていました。




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