奈良市の東端「田原」「水間」から「山添村」  その6

 今も健在な「炭焼窯」

 「弁天池」から更に真っ直ぐ北東へ向かって行くと道が4つに分かれ、左から「神野山」山頂へ登る道、鍋倉渓(なべくらけい)への道、「木工館」への道、右が伏拝(ふしおがみ)集落への道です。木工館への道を辿り、次の十字路を左へ曲がってしばらく行くと左側にトタンで覆った「炭焼窯」があります。奥行き2.4mで、上から見たら馬蹄型の小さな窯で、この炭窯は、1回の火入れで250キロの木炭を生産し、1回生産するのにおゆそ10日間かかります。なお、木炭は、料理や暖房用の燃料として昭和30年頃まで各家庭で使われ、木炭生産が山村の重要な産業でしたが、近頃は土壌の改良や河川の浄化材に利用します。
 木工館(TEL 0743-87-0124)

 「炭焼窯」を後にして、更に進むと、左側の高台に「木工館」があります。ウッドクラフトを体験できる施設で、予約が必要ですが、9:00〜16:30まで、400円(材料費別)。但し、大型機械を利用する場合は1000円です。定休日は、毎週火曜日と水曜日ですが、7・8月中は水曜日のみで、水曜日が祝日の場合はその翌日。又12月28日〜1月4日も休館です。お子さまの工作から趣味の木工まで親子で楽しく利用できます。また、近くには、キャンプ場、バーベキュー場もあり、大自然の中で家族や仲間同士と食べるバーベキューは、メチャ美味いとのことで、用具などは全て次の森林科学館でレンタルできます。
 森林科学館(TEL&FAX 0743-87-0548)

 「木工館」から更に下山して、「フォレストパーク神野山」の木のゲートをくぐり、大きな道に出ると、「森林科学館」とお茶の里「映山紅」が並んで建っています。「森林科学館」では、自然との付き合い方や森林の生態を楽しく学ぶことが出来て、木々が発する”フィトンチッド”が満ちた館内には、森を再現したコーナーなどもあります。また、隣の「映山紅」は、山添村の特産品「大和茶」をテーマにした交流施設で本格的な茶室を備え、茶道や美味しいお茶の入れ方を学べます。なお、喫茶サロンでは茶粥や茶そうめん、抹茶など山添村ならではの味覚が楽しめて、両館共、開館は、9:00〜16:30、水曜日が休館です。




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