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七瀧八壺(ななたきやつぼ)
バス停「大又」の終点から更に「大又川」沿いに「国見登山道」へ向かう林道を東へ辿ると、赤錆びた小さな鉄の吊り橋を渡った対岸の山際に「七滝八壷」があります。渓流の水源を台高山脈の主稜、伊勢辻山の山塊に発して、途次、各森林内に湧き出る幾多の真清水の涓流を併せ、此処に到って懸崖を一挙に落下し連瀑を形成して、見たら七つの滝に七つの壷ですが、この通念を破り、七転び八起きの諺になぞらえ、古来より名付けて「七滝八壷」と云われています。滝は、3段約30mからなっていますが、周りの樹木が年々大きくなり、吊り橋の手前から全体が見えないので、吊り橋を渡って、ちょっと階段を上がると見えます。 |
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魚止(うおどめ)の滝
バス停「大又」の終点から「国見山登山道」へ向かう林道沿いの「大又川」に「魚止の滝」もあります。車で林道を走っていたら杉木立が邪魔をして見えないので余り気が付きませんが、東へ向かって林道の右を流れる「大又川」に茶色の鉄の吊り橋が架かったその直ぐ上流にあるので、吊り橋の上から良く見えます。落差約7mの小さな滝で、渓谷の源は、碧落の彼方、明神平、水無山、国見山の懐に発し、悠久の昔、神が創り給ひし渓谷は、太古の姿そのままに、河岸険涯を連ね、青苔の巨巌を点綴し、瀑声を轟かし清風の中を往き、幾多清澄の涓流を合わせ、大小の飛瀑を懸け、深潭を穿ち激湍となり、遼く奔りて紀淡の溟に注ぐ。 |
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室生・赤目・青山国定公園「台高山脈」登山口
「大又川」の源流が昭和45年に国定公園の指定を受けた「台高山脈」への登山口で、ここからの登山道が国内においても数少ない秘境と云える景趣に充ちた山域です。なお、登山道は、辺境、東吉野の発展、活性化を図るために奈良県の協力を得て南和モデル定住圏事業の採択を受け、北部台高山群を目指す登山者の安全確保のため、当該山系の逐年開発計画の一環として整備完了され、明神平(標高1323m)を起点としたモデルピストンコースが4つあります。林道終点〜明神平〜林道終点。明神平〜水無山を通って〜国見山(標高1419m)〜明神平。明神平〜三ツ塚岐〜薊岳(標高1406m)〜明神平などのコースです。 |
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大又川、明神谷源流「明神の滝」(*1)
車で行ける「大又林道」の終点から、整備された林道をしばらく進むと、道がだんだん狭く険しくなって来ますが、初夏なら道の端に白いウツギの花が咲き、夏ならピンクのヤマアジサイ、黄色いキリツリフネも咲き、そこから苔むした岩が多くなり沢に沿って登ると、歩き始めて30分、2つ目の沢を渡って、右手に落差約30mの「明神の滝」が見えて来ます。夏でも水が冷たく、滝を見て更に登ると、後は沢から離れてつづら折りの道が続き歩き易く、運が良かったらブナ林のなかに野生の鹿が迎えて呉れます。また、滝から1時間ほどでログハウスの「あしび山荘」に至ると、「明神平」で、昔はスキー場だった所に東屋もあり。
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