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奈良文研飛鳥藤原宮跡発掘調査部(TEL0744-24-1122)
「畝尾都多本神社」から更に南へ行くと、又左側に「奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部」があります。飛鳥・藤原地域の宮、京、寺院、古墳等の遺跡の発掘や、出土した遺物(土器、瓦、木簡等)の調査・研究を行っています。なお、調査部の敷地は、藤原京左京六条三坊で、昔の通路「東三坊坊間路」や建物一棟、木塀などを復元し、構内の西南部が無料で公開され、ロビー、タイムトンネル、展示室、基準資料室および講堂があり、展示室では、遺跡の発掘状況をパネルで示し、発掘した遺跡・遺物を元にどの様に研究されているか、遺物や模型、コンピューターグラフィック等で説明しています。土・日・祝は、休館。 |
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天香久山(あめノかぐやま)神社
「奈良文研飛鳥藤原宮跡発掘調査部」から南へ行って、直ぐに左(東)へ曲がると「香久山」への道で、登山口からそのまま真っ直ぐ登ると頂上へ至るけど、「香久山」を周遊する道を左(北)へ辿ると、北端に「天香久山神社」が鎮座しています。鳥居をくぐった参道直ぐ右に柿本人麻呂の万葉歌碑が建っています。
ひさかたの天(あま)の香具山このゆうべ
霞たなびく春立つらしも 巻10−1812
また、歌碑の横に「波波迦(ははか)の木」があり、昔その木の皮で雄鹿の骨を焼いて吉凶を占いました。 |
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国常立(くにノとこたて)神社
「天香久山神社」の脇からでも「香久山」の頂上へ登れますが、「香久山」の麓を巡る周遊道を南へ廻って、元の登山口から頂上へ登ると、山頂に小さな社の「国常立神社」が鎮座しています。祭神は、国常立尊で、俗に雨の竜王と称し、石灯籠に「天香山竜王」と彫られて、寛政十年(1798年)の銘があります。1772年(明和9年)3月本居宣長(もとおりのりなが)が、三重の松阪から大和・吉野を訪ねる途中、供の者と北側から「香久山」へ登り、「菅笠日記」に次の様に書いています。「この峯の竜王の社とて、小さき祠のある前に、いと大きなる松の木の枯れて朽ち残るが立てる下に、しばし休みて、かれいひ等喰ひ」 |