きなりのさと「下北山村」  その2
 池原ダム(TEL 07468-5-2158)

 なお、また国道169号線へ下りて、西へ向うと、下北山総合スポーツ公園で、左(東)に昭和39年に完成し、ダム湖百選にも選ばれた「池原ダム」が見えます。日本最多雨地帯の大台ケ原や大峰山脈を水源とする電源開発用のアーチ式ダムで、堰堤の高さ111m、アーチ式では日本一を誇り、なお、見学は1ヶ月前〜2週間前までに申込みです。また、池原ダムは、刻々と変化する水位や入り組んだポイントの多さで、人造湖として日本一との評価も高く、バスフィッシングのメッカで、全国のアングラー達の注目を集め、大自然の中でランカーバス(大形バス)を釣り上げる時の快感は迫力満点、一度体験するとやめられません。
 下北山スポーツ公園(TEL 07468-5-2711)

 なお、国道169号線の南側崖下、「池原ダム」の下流が「下北山スポーツ公園」です。テニスコートがクラブハウス横にハードとクレーコート各6面。多目的グランドは陸上400m、野球場2面で、第2グランド90×120mはサッカー、ラグビー場になり。わんぱくランドはローラースケート、パターゴルフ。スポーツ以外に研修やサークル活動、合宿の出来る設備もあり、ダム真下が1000人収容の野外ステージで、近くにキャンプ場あり、コテージ、バンガロー、テントで500人を収容でき。その他では、下北山村立宿舎「やすらぎ」が収容人員50人、東大阪市立宿泊施設「ロッジ・くすのき」が収容人員70人です。
 きなりの湯(TEL 07468-5-2001)

 なお、「下北山スポーツ公園」内には木造平屋建・舞台付「ふるさと文化伝習館」、「弥生式住居」等もあり、また、敷地内には温泉が湧き出て、下北山温泉「きなりの湯」があります。趣の異なる様々な浴槽があり、天然木の感触が優しい「槇の湯」、自然石の野趣あふれる「栃の湯」、開放的な露天風呂をはじめ、滝の様に落下する湯にあたるとマッサージ効果のある「うたせ湯」、更に「サウナ」や「泡沫湯」等もあります。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、肌にやさしい美人の湯、入浴後のツルツル、すべすべ感が女性に大人気で、効能はリウマチ性疾患、婦人病、自律神経失調症、慢性消化器病、捻挫、うちみ等に効きます。
 「池郷川」渓谷の上「石ヤ塔」

 また、国道169号線「池原橋」まで戻って、更にバス停「池原」の所から「池郷川」沿いに林道を上がると、落差20mの「不動滝」、落差6mの「エコの滝」、「風谷峠」を越して更に西へ遡ると、落差6mの「コンコン滝」、落差15mの「ネジ滝」等がありますが、素人には入渓が無理なので観瀑はできません。でも、ちょっと上を見上げると、生い茂る原生林の中に奇岩、奇石が聳え立ち並ぶ「石ヤ塔」が見えます。永い年月をかけて創造された大自然の壮大な彫刻で、秋には渓谷を彩る自然のオブジェ、紅葉が綺麗です。なお、更に林道を登ると、尾根道に出て、「大峯奥駈修験道」の持経宿小屋(持経の宿址)へと至ります。



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