日本一広い村「十津川」  その5

 十津川村野尻の「水路橋」

 「笹の滝」から更に奧へ辿ると、「夫婦滝」がありますが、また、「滝川」に沿って国道168号線まで戻る途中にバスの終点「奧里」の辺りに小さな定半径アーチ式「奧里取水ダム」があり、更に「滝川」沿いに西へ下って行くと、昭和35年9月に竣工した鉄管総延長129.140m、内径1.20mの「芦迺瀬発電所・滝川水路管」が「滝川」を跨(また)いでいますが、国道168号線まで出て新宮の方へ行くと、バス停「野尻」の辺りで、川幅の大きな「十津川」と「国道168号線」を共に跨ぎ、「滝川」より大きく内径5mの「十津川第一発電所・水路橋」に出会し、導水路約8キロの途中に設置された「水路管」です。
 滝の湯(TEL 07466-2-0400)

 国道168号線の長い「小井トンネル」を南へ抜けて、バス停「小井」から2つ目のバス停が「湯の原」で、そこを左に曲がって、「十津川」沿いに進むと、「湯泉地(とうせんじ)温泉」に至ります。十津川で最も古く、550年の歴史を秘めた渓谷沿いの素朴な温泉です。1450年(宝徳2年)に湧き出した後、信長に追われた佐久間信盛がこの辺りに隠棲中、湯治に訪れたとか、1595年(文禄4年)大和郡山城主豊臣秀長の子・秀保がここで小姓と無理心中した等の伝説が残っています。更に進んで国道を横切って西へ行くと、旅館を改装した浴場「滝の湯」は、滝を眺めながら入る露天風呂が500円で、山峡の情緒あり。
 十津川郷(TEL 07466-3-0003)

 国道168号線のバス停「十津川村役場」を過ぎて南へ行った直ぐの所、右側を流れる「十津川」に面して、崖の上に十津川路の旅のオアシス伝習館・道の駅「十津川郷」があります。特産品販売コーナーや観光案内所等を設けた総合施設です。伝統民具を展示した地下一階にある「むかし館」は、入館料200円で、9:00〜17:00(入館16:00迄)営業し、二階では、「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の基本「三たて」を頑固に守って作る手打ち「そば処・行仙(ぎょうせん)」、11:00〜15:00迄営業で、予約したら「そば打ち」体験が出来、また、日曜7:00〜、広場で「ふれあい朝市」が開かれます。




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