「諏訪神社」から府道７５３号線を南方へ向うと、また「月ヶ瀬」で、北へ向うとＪＲ関西線「月ヶ瀬口駅」へ至るけど、途中のバス停「高山ダム口」から西へ向うと、高山ダムの手前の高台に、京都府立南山城少年自然の家「グリーンパル南山城」が建っていて、「自然と遊び自然に学ぼう」をテーマに子供達が自然の中で宿泊生活を共にしながら、様々な触れ合いや、体験の出来る場として京都府が設置した社会教育施設です。毎月第２・第４の土曜・日曜日なら家族および小グループに１泊２食大人１人３０００円で提供されて、ご利用は使用希望日の１０日前までにお電話にて申し込むこと。冷・暖房の宿泊室が１４室あります。
「少年自然の家」から東側の茶畑を通って山を越えると、ＪＲ「月ヶ瀬口駅」への近道があり、西側の車道を下りると、直ぐに「高山ダム」の上に至ります。全国的にも珍しいアーチ重力式コンクリートダムで、昭和３７年の基本計画決定から様々な困難を克服し、昭和４４年３月に１級河川淀川水系名張川における最初のダムとして総事業費１１５億６千万円で完成しました。総貯水量５６８０万立方メートル、最大取水量１秒間に１４００立方メートル、堤高６７ｍで、洪水の防止、灌漑用水・都市用水の補給・供給、発電など多目的利用が図られています。なお、周辺には、桜・つつじが咲き乱れ、ハイキング・釣りも楽しめます。
「高山ダム」の堤上を渡ると、また、東海自然歩道（府道８２号上野南山城線）で、車道を北へ向かうと「木津川」沿いを歩いて南山城村大河原へ至るけど、北へ向って直ぐ、大きく左へカーブして、暫く西へ進み、木津川沿いの脇道へ下りて、バックするように川沿いを東へ辿ると、写真の左側に見える崖下の道を進んで、また「高山ダム」の真下に突き当たって、行き止まりですが、崖の上の府道８２号上野南山城線からよく見えない「夢絃渓（むげんきょう）」も目の前に見えます。なお、「高山ダム」発電所堰堤上・下流各１５０ｍの区域は、遊漁が禁止され、名張川と伊賀川の合流点が「夢絃渓」で、そこから「木津川」です。