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円成寺の鎮守、国宝「白山堂」「春日堂」
円成寺の境内東側に我が国最小の国宝建造物である「白山堂」と「春日堂」が鎮座しています。両堂とも1228年(安貞2年)奈良の春日神社(今の大社)造営の際、神主大中臣時定が旧社殿を当山の鎮守社として寄進しました。一間社春日造、檜皮葺、春日造の社殿としも我が国最古で、蟇股(かえるまた)、懸魚(げぎょ)、高欄(こうらん)、斗供(ときょう)等に鎌倉建築の特長をよく備え、「白山堂」には白山大権現を祀り、「春日堂」には春日大明神を祀っているが、「春日堂」殿内に蔵する6枚の棟札は、鎮守社の沿革や円成寺の歴史を知る上で貴重な文献でもあり、これらも共に昭和28年国宝の指定を受けています。 |